軽量パワーアンプFRYETTE PS-100の実力

軽量パワーアンプFRYETTE PS-100の実力

こちらの記事も以前掲載していたブログからになり古い話題になります

記事の引っ越しみたいな感じで再掲載していきます

FRYETTE PS-100 のレビューになのですが、もう購入してから丸5年は過ぎたみたいです

この前はmesa boogieを使用していましたが落として壊してしまい、修理せずFRYETTE PS-100 を購入したのを覚えています

一番は重量ですね

mesa boogieは重すぎますので、アマチュアでリハやライブの度に動かす予定の方は僕はおすすめしません

ただ、昇圧さえちゃんとやっていれば、むちゃくちゃ良い音です

FRYETTE PS-100は便利だけどちょっとだけ不満足な部分もあったります
総合的には 買って良かった と思える機材でしたけど

まず価格ですが令和8年4月の時点で236,000円との事ですが、僕が6年前に買った時は売価12万程度でした

たった6年で11.6万程度値上がりしたという事でかなり驚いてます


mesaから買い替えした事で、抱えていた悩みを解決してくれた、便利な1台ではありましたのでその辺を記事にしていきます

この機材は、パワーアンプとアッテネーターを兼ねた機材 です
アンプシミュレーターの音を増幅したい方が一番多いとは思いますが、マスターがないリアルアンプをお持ちの方はPS-100を挟む事によって、音の質を保ちつつボリュームを小さくしても音質は悪くならないという機材です

あとはスマホに入ってるmp3とかを大きい音で鳴らしたい時に使うらしいですが、それに関しては使い所が今になって僕はありませんでした

僕は AXE-FX IIIを、PS-100で音を増幅してMesaのキャビネットを鳴らすのがメインとなっています

PS-100以外にも、6L6管 50Wの (今は)PS-2 と、50w+50wでステレオ出しが可能なLX IIもあります(直列で100W出力も可)

今となっては、LX IIは100Wで1Uなので、LX IIが欲しいのですが、当時はまだ国内に入ってきていなかったのを覚えてます(こちらも僕の記憶になりますが、当時の価格からプラス10万円位値上がってるかも知れません)

PS-100は、100W仕様 で、パワー管も 6550管 に変更されてるのがこの機材のユニークポイントです

また、チャンネルのような感覚で2系統に分けて出力できるのですが、ステレオという分けではなく、2種のセッティングが出来るという感じです(僕は全く使用していません)

この機材を購入候補にされている方は、おそらく以下の3点をお気にされてるのではと思いましたので書いてみます

  • 音が良いか
  • アッテネーターとして、小音量でも大音量時に近い感覚で使えるか
  • 重量はどうか

ギター以外にも、オーディオ機器やiPhoneなどを繋いで使えるらしいのですが、僕はその使い方をして

まず音が良いかは主観になりますがお伝えさせて頂きます

mesaとしか比較出来ないのですが、6550管の影響もあって最初聴いた時はキレイな音だなと思いましたが「迫力」という点だけで言うと圧倒的にmesaの方がと感じてます

表現を変えますと解像度が高い感じです

音のレンジも広く、バランスが良いので適当にセッティングしても全然OKな感じです

今時は音圧的な迫力よりも解像度が高くキレイな方が正解かもしれません

PS-100は嫌味がない鳴り方なんで万人受けはすると思いますが尖った感じではないです

PS-100には、PresenceDepth が付いていまして、僕は基本的に 12時固定 にしています

ライブ時は箱のSM58か57で拾う事が多いと思いますが、卓によっても色付けされますのでPresence と Depthは12時にしております

さらに、PresenceとDepthを3段階で掛けられるトグルスイッチも付いていますが、Flat にしていています

Mesaは、パワーアンプ側でも音を作っていたのですが、PS-100にしてからは、なるべくFlatにしています…と、言いますかパワーアンプ側でのつまみでの変化はあまり無い印象なので触らなくなりました

迷走しないのである意味良かったのかもしれません

あと、さすがにパワー管は購入時から変更しており今はJJ ELECTRONICの6550管に変更してます

現在販売されてる分のデフォ管は分かりませんが、当時のっていた管はあまり好みではありませんでした

奥行き感をあまり感じる事は出来なかったのを覚えています

JJ ELECTRONICの6550管はそんな事はないのですが、質の良いオーディオを聴いてる感じです

何の根拠もなく、僕の感想になりますが、mesaとの比較といいますか印象を伝えさせて頂きます

僕はmesaのSIMUL 2:90という90w+90w(ステレオ)パワーアンプを使用していました

こちらは重さが16kg程度という重さです

SIMUL 2:90のマニュアルを見ても分かるのですが、メーカー側もノブ関連を触ってパワーアンプでも音を作って行きましょう!というスタンスのパワーアンプだったかと思います

あと、日本で使うなら昇圧器を使わないと全然音が良くならないで注意です

もう使ってはいませんがSIMUL 2:90の記事を作成しようかと思いました

EL管とかL6L管を積んだアンプはリハスタに行けばいくらでも置いてあるので皆さんもどんな特性を持った音が出るか想像はつくと思うのですが、PS-100を購入するまで6550管は全然想像できませんでした

ChatGPTに6550管の特性を聞いたら下記の様になりました

1. ヘッドルームが取りやすい
2. 低域をしっかり出しやすい
3. 大出力用途に向く

僕の感想であってたみたいですね

解像度あってレンジが広くオーディオみたいというのはあながち間違えではない様です

6550管はよく、KT88管の廉価版のような言い方をされる事がありますがこちらもChatGPTに聞いてみました

スペック面では、古典的な資料でKT88は最大アノード損失42Wとされる版があり、6550の35Wより余裕がある資料が見つかります。こうした理由から、KT88のほうが少し上の定格余裕を持つ上位互換寄りとして語られることはあります。

整理すると
6550 = 高出力・高耐圧・安定性重視で広く使われたアメリカ系の代表球。
KT88 = 6550に近い用途で使えるが、資料上はより高い損失許容を持つ版もあり、歴史的には英国側の強力な競合球。
この関係なので、6550はKT88の廉価版よりも、6550とKT88は近縁で互換性が高いが、同一ではないという言い方のほうが正確です。

…との事です 言いたい事は分かるけど、あまりピンとは来なかったです

PS-100のメリットは重量が軽い事だと思います

めちゃくちゃ軽い方の機材ではありませんが、7kgちょいですので、ちゃんとしたパワーアンプの中では軽量だと思います

僕らアマチュアはリハは勿論ですが、ライブの時はもっと荷物が多くなるので一つひとつ軽量にしていかないと積み重ねで移動が辛くなります

エレベーターがある箱は少ないですからね

軽量化は本当にありがたいです

今は確か排熱問題クリアになって販売されていると思いましたが僕は発売されて、すぐの購入したので初期ロットに近かったんでしょう

購入当時、問題があり何度か購入した店舗と代理店のOKADAに連絡し、最終的にはリコール的な感じになり、商品をOKADAに送って丁寧に対処してもらった事がありました

排熱問題なんですが、30分使ってだけでも、むちゃくちゃ熱くなったのを覚えています

あの小さな中にぎっしりと機械が詰まってますので、排熱が悪くなる現象ですね

そうなると仕様となってしまいますので、物理的に改造と言いますか熱対策をして再送して頂きました

排熱の関係だと予測してますが、音が出なくなる現象が幾度となくおこってました

修理後は、夏だろうが何だろうが、パワーアンプに問題はありません

多分今のロットも対策されていると思いますので問題なく購入されてもと思っています

良い経験でした

アッテネーター機能についてですが、僕は全然試していないので何も語る事ができません

ただ、僕がよくやるのは、自宅で小さい音で鳴らす事です

ライブ用の音作りのためですね

一応僕の環境です

・マンション住まい(2階ですが1階は駐車場のため部屋はなし)

・キャビは2発

・ライブの音作り用に鳴らしたい(カーテン締めて夕方6時位まで鳴らす)

・6畳の部屋で鳴らす

普通の100Wアンプを自宅で鳴らす場合、マスターを0.3か0.4位が限界ですが歪が歪んでなかったり、そもそも音質が変わったりとまとも出す事は出来ないですよね

そのためのアッテネーターなんですがPS-100の場合、ただ音量を下げるだけでOKなんです

あまりにも簡単!

問題の音質ですが、コレがすごくがんばってくれて、大きい音を出した時と近いニュアンスです!

ライブで使うキャビを通すので小さい音ですとローが全然出ないのですがそれでも結構頑張って音を出してくれています

これは本当に便利です

この機材を手に入れるまでは、音作りのためにリハスタにこもる必要があったのですが、今は全体リハの際に少し調整をする位で済んでいます

なので、毎週1回は自宅で全曲分の音作りが出来る様になりましたので、極端な話ですがスタジオ代を考えると6年でとっくに元は取れたと思ってます

スタジオに行く手間も無くなるので、重量も大切ですが、ここも大きなポイントになっています

購入時からずっと思っているのが、この価格でここまで出来るというコストパフォーマンスに驚きを隠せないです

ライブの音作りにこだわる方は一度チェックしてみるのも良いと思います

今時の多くのギタリストはアンシミュ使いだと思いますしね

ただ、時代の流れはリアルアンプを通さない方向なので、逆行した話にはなりますが…

最後に…PS-2とPS-100で迷うなら

そもそも論ですが、PS-2持っていないので本来なら何も言えないです…

価格差はそれほど開きはなく、50wか100w、6L6管か6550管の違いです

ラウド系やるなら100W行った方が良いですけどそれ以外ならどちらでも…という感じでしょうか

僕がもう一度買うという事になったとしても、100wに行くかなと思っています

自分のギタースタイルで決めて全然アリだと思います。

LX IIは1Uなのでめちゃくちゃ良いのですが、価格が+10万なので買わないですね

ステレオが出来るのはユニークですがキャビを2つ毎回もっていきたくないですし、mesaの時も90w+90wでしたが1回もステレオにしなかったです

1発キャビを2台にするなら現実的で良いと思いますが4発キャビを2台ステージの上手(僕の立ち位置)に置ける所ってキャパ400程度クラスになりますので、まあ無いなと

昔、一度お店で試奏した事ありましたがPS-100より全然良かったのを覚えています

やっぱLX IIにしようかな…

ランニングコストですが、6年使ってリコール以外、アンプ修理屋さんでメンテとかした事がありません

また、管の交換費ですがマッチングされたペアを購入すれば自分で開けて差し替えすれば問題ないです!
6550管の方が6L6より少し高くなりますが、アマチュアの僕は交換に2年に1回位なので差額はあまり気にしていません

時代はアンプレスで向かっていますが、こういう事に関しては回顧主義になるのも好きだったりします